新田ひらく|オザーナリズム BLOG

おざなりな文章 若きジャーナリズムを掲げて、政治からサブカルチャーまで批評していきます。

ひらくの漫画を開け!【バイ オーグ.トリニティ/大暮維人✖舞城玉太郎】

今回は、大暮維人✖舞城玉太郎の合作

バイオーグ.トリニティをご紹介します!

帯の紹介文

ヤバい、マジで榎本芙三歩のことが好き過ぎて俺死ぬ。両掌に穴が空き、好きなものを吸い込んで融合してしまう病気「バイオ・バグ」。あやういバランスで成り立つ世界で、恋心とか青春とかはどうなっちゃうのよ?まさかの二人が描き出すラジカルポップな青春群像劇、開幕なのだぜ。

とまあ、ありますように、物語の設定的には、まあ近未来の日本、謎の病気「バイオ・バグ」にかかった主人公・藤井、その男友達・穂坂(裏がある)、また女友達、キワコ(ツンデレなのか?)、ヒロイン榎本芙三歩(とりあえず、可愛い)、を中心とした人間模様とバイオ・バグにかかった人間達とのバトルやら、またバイオ・バグ患者を抹消しようとする組織やら、青春とか、恋愛そっちのけで物語は進んでいく。

まだ第一巻が発売されたばかりと、伏線を張り巡らしているのだと思うんだが、この漫画、というより、大暮維人の漫画の特徴として、いい意味で、「読者を置いてけぼり」にする疾走感がある。

ご存知かと思いますが、大暮維人の描き出す絵は、日本屈指の上手さだと思う。

正直、個人的にはコマ割りだとか、台詞回しは物足りない部分はあるが…苦笑

それでも、圧倒的な絵の迫力、繊細なタッチ、躍動感はやはりすごいものがある。


読者を置いてけぼりにしてしまうほど、魅入ってしまう画力がある。


これは大暮維人の代表作「天上天下」でも見られた。

天上天下 1 (ヤングジャンプコミックス)

天上天下 1 (ヤングジャンプコミックス)

天上天下 全22巻 完結セット (ヤングジャンプコミックス)

天上天下 全22巻 完結セット (ヤングジャンプコミックス)


「バイオーグ.トリニティ」は今後どうなっていくのかわからない。なにせキャラの立ち方が少し弱い気もしている。

個人的には、アニメ化にするのが向いている漫画だと思う。

来春あたりには、アニメ化されてそうな漫画だなあ。

しかし、まあ

とりあえず、一度読んでもらいたい作品の一つです!