新田ひらく|オザーナリズム BLOG

おざなりな文章 若きジャーナリズムを掲げて、政治からサブカルチャーまで批評していきます。

ひらくの漫画を開け!『ハカイジュウ』本田真吾

今回は話題のSFもの。
ハカイジュウ本田真吾を紹介します!

ハカイジュウ (1) (少年チャンピオン・コミックス)

ハカイジュウ (1) (少年チャンピオン・コミックス)


あらすじ

東京・立川。鷹代陽はバスケに打ち込む普通の高校生。その日も順調な一日を送るはずだった……。昼下がり、市内を襲った突然の大地震。崩壊した学校の中で陽は目撃する。同級生たちの死体の山。そして、ソレらに喰らいつく未知なる怪生物を……。圧倒的画力が紡ぎ出す、完膚なきまでの衝撃!! 超絶都市型モンスターパニック!!


とまあありますが、この手のSF作品にはよくある、
日常→非日常にスリップする設定。
得体のしれない化け物の登場。

そこから不可解な世界が流れていく。
というようなもの。
ざっくりと言えばですが。

はじめ、この漫画を読んだ時は、まー、今こういうみんな好きだよね、みたいな感想でした。

今だったら、ガンツだとか、テラフォーマーズだとか、進撃の巨人だとか、スプライトとか、アイアムアヒーローとか、いろいろありますよね。

昔なら、ドラゴンヘッドとか、漂流教室とか、寄生獣とか、かな。

うーん、なんで僕がハカイジュウを取り上げたかというと、それはやはり、物語の丁寧さ、にある。


実際の土地を物語の舞台にしているので、リアリティがあるし、話の流れも、一度グロさに慣れてしまえば、先がどんどん気になっていく、話の持って行き方が丁寧、かつ、シンプルに描けている。

割と、こういう漫画って、「設定負け」する場合があるのだけれど、この『ハカイジュウ』は良い意味で、安定した驚きとスリルが楽しめる。安心して読めてしまう、ことにある。

熟練した漫画読みにも、軽い漫画読者にも、ある程度通用する、最大公約数的な漫画。

だからこそ、おもしろい。と思う。

とりあえず、僕個人が続きが気になる漫画なので、取り上げちゃいました笑

立読みして、画が大丈夫な人は、買って損はないと思います。

SF作品は、終わり方がどうなるか、それが一番の決め手になると思うし、漫画家の腕の見せ所だと思う。

期待を込めて、ここに記します。


ハカイジュウ 8 (少年チャンピオン・コミックス)

ハカイジュウ 8 (少年チャンピオン・コミックス)

ハカイジュウ 4 (少年チャンピオン・コミックス)

ハカイジュウ 4 (少年チャンピオン・コミックス)

ハカイジュウ 3 (少年チャンピオン・コミックス)

ハカイジュウ 3 (少年チャンピオン・コミックス)

ハカイジュウ 5 (少年チャンピオン・コミックス)

ハカイジュウ 5 (少年チャンピオン・コミックス)

ハカイジュウ(7)

ハカイジュウ(7)