原発=“時限爆弾”を世界中にばら撒く確信犯・安倍晋三
安部政権のゴールデンウィーク外遊
それはつまり、
世界を放射能に包む布石の旅である。
トルコ、サウジアラビア、UAE、モンゴル、ベトナム、とアジア全域に原子力分野での協力・推進を日本政府は押し進めている。
この動きは、マスメディアにおいてはあまり強調されずに、あるいは、経済成長の名の下にそれを正当化された報道がなされている。
全くもって、看過できない!
安部総理は着々と「続・安全神話」を創り出そうとしている。
このことにメディアは気づいていながら、順調なアベノミクス政策、高い内閣支持率、安部総理に対するポジティヴな世論、などの顔色をうかがって、権力に寄りかかった報道しかしない。
いつの間にかに、「原子力って安全らしいよね〜」「原発問題ってもうどうでもよくない?景気いいし。」みたいな風潮、世論が形成されてしまう恐れがある。
なし崩し的に、原子力発電所が再稼働し、また世界中に原子力発電所を拡散させる。
経済成長と原子力分野の推進をミックスさせて報道していたら、注意すべきだ。
今はどこの民放も、NHKも、新聞も、安部政権に何も意味をなしていない。
第三の権力である、メディアでさえ、萎縮してしまい、全く原発問題においては機能できていない。
言論が萎縮し、横並びの発表報道だけが流れ、いつの間にか、人々は忘れてしまう。
忘れてからは、もちろん当事者意識は生まれず、無関心になる、あるいは、報道のままに受け止めてしまう。
これでは、いつまでたっても国民単位でのリスク管理の議論はできない!
安部総理がよく言う、
「原発事故が起きた日本だからこそ、より安全で、より信頼できる、原子力発電所を作ることができる」
この言葉は、おそらく、"失敗は成功のもと"的発想で、こんな馬鹿げたことを言っている。
それならば、その"失敗"の分析、解明、(二度と同じことはしないといった)廃止を含めた対策を、政府が打ち出してから、それを国民が合意して初めて、"失敗は成功のもと"になり得るのだ。
今のままいくと、
あー、失敗しちゃったー
まあ、次がんばろ。
(なんで失敗したんだろう?)
あー、また失敗しちゃったー
まあ、次がんばろ。
(なんで失敗したんだろう?)
………という馬鹿のループである。
今やってることは、安部総理は責任は取れるのだろうか。
もしも、トルコで地震が起きて、日本が輸出した原発が福島のような大事件が起きたら、安部総理は釈明できるのだろうか、いやできない。
それに加えて、海外に原子力発電所を輸出したという功績を引っさげて、安倍総理は国内にも原子力発電所の安全性を訴えかける時がくるだろう。
40年後、全基廃炉に向かうことも撤回され、原子力エネルギーは存続する。
その時には、福島原発事故跡地にモニュメントが作られ、観光名所となり、その問題の本質はセメントに塗り潰され、歪曲したイデオロギーが世の人々の中に息づくだろう。
安部総理は確信犯だ。
安部総理は爆弾魔だ。
これは扇動的な表現ではない。
きっといつか、こう評される時はくるだろう。
こう話しているのは、アベノミクスの足を引っ張ろうとか、安部政権の邪魔をしたい、とかそういう意見ではない。
アベノミクスは応援はしている。安部政権の機動性には一部評価もできる。
しかし、原発問題に関しては、譲れない。
どうか、経済成長の中に原子力分野の海外協力を組み込まないでほしい。
東北の方々や原発を望まない人々の声を聞いてほしい。
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